先日、中国で活躍する著名経済人である呉暁波さんの講演を聞きました。

まず、中国の急速な経済発展に関して
具体的な数字を挙げながら確実に変化している中国社会の話。

米国の経済紙フォーチュンが毎年出す世界企業ランキング500の中で
中国が急速に存在感を示している。(今年は中国企業115社がランクイン)

資産総額10億米ドル以上を抱えるビリオネア(超富豪)が住む都市ランキングでは
2年連続北京がトップだったこと。
(調べてみると、TOP20には中国の6都市(香港含む)がランクイン。日本は東京の18位)
国別でいえば、中国がダントツに超富豪を抱えている。

また、広東省のGDPはロシアに近づき、上海市のGDPはタイと同様であること。

中国の経済改革を動かすモデルは
①新しい制度
②非均衡の容認
③スケール効果
④テクノロジ―の革新
だとおっしゃっていた。つまり日本人が想像している以上に
スピ―デイーに中国は発展・変化していると。

そんな中国経済の発展を背景に、今後の訪日中国人の動向はどうなるか?

彼は2015年1月に、”去日本买只马桶盖(便座を買うためだけに日本へ行く)”
という文章を発表し、中国国内で大きな反響を呼びました。

呉さん自身も日本が大好きで家族とよく訪れているそうです。
日本人のきめ細やかなサービス、そして何より何度でも来たくなる
治安の良さと、食事。

元々、中国と日本は文化的な背景を同じくし、東洋スタイルの生活様式を
とっている。

そんな文化的背景があり、その地理的な近さが重なり、中国人にとって、日本での滞在は
心地よく、それゆえにリピーターになるのだと。

また、中国人の日本に大量に来ていると報道されているが、
人口比からみると、全人口の0,02%程度に過ぎない。とも。
*むしろ人口比率でいうと、中国を訪れる日本人のほうが多いと。
つまり、中国人の人口、地理的要因、経済発展を考えれば
必ず、中国人旅行者は今後も増えるとおっしゃっていた。

最後に清少納言が枕草子の中で詠んだ日本の上品なモノ・雅なモノについて触れ、講演が終わりました。

雪花飘在水晶念珠、紫藤花、梅花上,漂亮的婴儿在吃草莓”
(枕草子42章、あてなるものの中国語訳)

彼が今回の講演の中で今後のインバウンドにおいて伝えたかかったことは、
中国人の消費意欲は世界一であり、特に若者がそれを牽引している。
彼らは将来に悲観することなく、旅行などにお金を使う事を惜しまない。
そして、日本旅行に求めることは日本人と同様の品質の良い価値のあるもの。

最後に紹介した枕草子の中にある古くから日本人が大切にしてきた美意識。
それと同様のモノを今後の世代は日本旅行に求めるのではないか。
という事だと感じました。

ちなみに、中国では安藤忠雄、深澤直人、草間彌生、柳宋悦などが
人気があると紹介されていました。

J-GOでも日本の和モダン雑貨を取り扱う商品もご用意しています。

今後もますます、この分野の商品の拡充に努めていきたいと思います。